『Philosophy of Science』読書会 2024-01-10
宿題
第8章「Epistemic and Metaphysical Issues about Scientific Theories」
Overview
pp. 125–126
Reduction, Replacment, and the Progress of Science
pp. 126–132
読書メモ
intertheoretic reduction, reduction
理論間の還元
特殊から一般への還元
より少数の理論へ
e.g.
相対性理論 → ニュートン力学
量子論 → ニュートン力学
未読… (pp. )
創発の問題? (p. 132)
ref. ch. 9, 10
実は還元ではない? (p. 132)
ref. ch. 12
還元主義の課題 (p. 132)
証拠と説明の関係が謎
還元するにつれ、観測が困難になる。
少なくとも、ヒトが直接 知覚できない。
前座 by Aketo
科学が異常に汎用的でロバストである。
少なくとも当時の観測精度ではニュートン力学で説明しきれた。
近似にしては高精度すぎた。
双方向の因果関係
存在論的なコミットメント
とくに形而上学なもの
e.g. 世界はある
vs. ない by マルクス・ガブリエル
ad hoc でない。
世界
定常的宇宙論
くつがえされた
→ 物理定数も変化するかも…?!
二極化
経験論者
言明: 世界が本質で、我々が現象である。
各自の感想
wint.icon
実在ってなに?
e.g. 反実在論、創発?
reaction by Aketo
論理学者「言語を超えて論理は普遍なはず」
どこにコミットメント?
グラデーションにしたいwint.icon
生活世界: コミットメント
反実在論: 半分くらい
形而上学: したくない
他のエージェントとの対話
グラデーション
いわば穏健な相対主義
wint.iconは要はプラグマティスト。
ヘーゲル: 人間 vs 社会
無限の未来に収束する?無限にロバストになる?
vs. 科学革命
cf. softcore and hardcore
upgrade できるはず
確実に 1 と言える?
なんで数学と論理がうまく行くの?
グラデーションの立ち位置
それぞれごとに具象・抽象が問題になる。
しん
著者は還元はムリと言ってる。
e.g. 生物学
vs. できてないだけで、不可能性が示されたワケではない。 by しん
創発の問題 by Aketo
e.g. 複雑性科学
e.g. 運転と渋滞のモデル
やっぱり断絶があるんじゃないの?
思い出した: マツケンサンバ・コラボレーション
イワシの制御
「還元」が misleading である。
実際の営み: breakdown でなく、ボトムアップに構築してる。エミュってる。
物理学者としてのコメント by Aketo
統計的には解ける
要は線形化して解けるクラスに落してるだけ。
e.g. ランダム行列にして線形化する技法がある。
e.g. 相転移
物性: 少数だと相の中間ができる。
cf. MI (materials informatics) / PI (process informatics)
low blow
Aketo
rule-based なモノはあるはず。論理とか。
誰か
総合判断 vs 分析判断
教師には2種類いる。
カント
理性 vs 悟性
学者は足場を作りたい。
科学者の視点: むしろ生物が物理に降りてこようとしてる。
e.g. 生物学者: 基礎づけも応用も探ってる
『数学はなぜ哲学の問題になるのか』
2プロセス
なぜか複数の分野が連絡して整合性がある。
さらなる議論
しん
『微分積分学の誕生』
還元主義は整合的な物語を創作してるだけでは?
e.g. ヴィトゲンシュタインの言語の習得も場面
e.g. フッサールの反省
漸近のみできる理想でしかない。
i.e. 統制的理念
Aketo
著者いわく、階層化して見えるのが還元主義の悪いところでは?
強いコミットメントはコストが かかる。
哲学者にはツラい。
ドメインを絞りたい。
議論
pattern
しん
フッサールいわく、期待と性質(実体)との問題
しかし、これは認識の問題ではない、という。
Aketo
学習していくうちに、実体と性質と、図と地が反転していく。
e.g. りんごを学ぶ過程
欧米人が存在論に興味あるのは Be 動詞のせいでは説
コミットメント・コストの軽重
e.g. 多世界の存在論的な commitment cost が意外に軽いらしい。
デイヴィッド・ルイスの可能世界の本
コミットメント
ここでも量と質の問題。
哲学者に聞いた「なぜ形而上学?」
→「道徳に応用したい」とのこと
倫理学を基礎づけしたいのか
小話
分析形而上学は嫌われがち
meta-metaphysics
哲学者だろうと概念の応用は気にする。 by Aketo
interface を見いだして、結合を密にする。
なにがなんの道具になるのか
e.g. 基礎数学と応用数学
分析形而上学の批判
「自然」というジャーゴンへの批判から分析形而上学が出た、という。
ドメインの範囲も恣意的では?分析形而上学から出てこない。
越境しないと価値がないのでは?wint.icon
哲学者のモチベ
より少ないコミットメントで多くを説明したい。
ここでは哲学的コミットメントのこと
でも、なぜ少ない方が良いのか
文化的進化っぽいなwint.icon
還元主義
科学者のエートスでは? by しん
学者全般が好きでは? by Aketo
一段落すると基礎づけが気になってしまう様だ。
正当化の問題では by wint.icon
LLM は別軸
還元主義とは別の正当化かもwint.icon
バランス: pre-trained vs fine-tuning
まとめ
還元主義の良さ: 転換点に時代が近かったから。
ガリレオ、ニュートン、量子力学 (quantum mechanics)
特に mechanics
注意
業界あるある、科哲あるある
科学特有なのか
なぜ特に自然主義と科学哲学が さかんなのか。他にも学問の哲学は多いのに。
語り: 科学 >> 哲学
有用性において
負の成功体験
しまいには反哲学まで
科学とは矛盾できない
つまり自然主義
雑感
wint.icon
学問や学説のダイナミクスが気になる。
しん
学際的な動きダイナミズムに着目したいのでは。
Aketo
道具と道具の関係
あらゆる学問が互いに協力・利用・貢献したいんだろう
特に科学 science